第41回 Think-inのご案内
日 時:2025年1月21日(火)
19:00〜21:00
会 場:未来研究所臥龍会議室+Zoomによるオンライン参加
テ ー マ:「必要不可欠な医薬品の安定供給についてー感染症領域ー」
ゲ ス ト:多賀沙代子 Meiji Seika ファルマ株式会社 広報渉外部 広報G長
第41回Think-inは、多賀沙代子 Meiji Seika ファルマ株式会社 広報渉外部 広報G長をお招きし、医薬品の安定供給問題、特に問題となっている抗菌剤を中心とした感染症領域の医薬品の安定供給問題について議論したいと思います。
医薬品の安定供給問題は、日本だけでなく多くの国々で問題となっています。
OECD(経済協力開発機構)が2022年に発出したレポートによれば、2017年から2019年にかけて、加盟14カ国において供給不足の数は60%以上増加しており、不足した医薬品の半数以上が神経系を標的とする医薬品、心血管系の医薬品、抗感染症薬の三つの薬物領域に集中しています。レポートは、医薬品不足の要因は数多くあると記載した上で、持続不可能な低価格に偏重するような規制や償還政策、低収益の医薬品を製造する利益の欠如が、医薬品供給不足の要因の一つであると指摘しています。
日本でも、COVID-19によるパンデミックを契機にこの問題が顕在化しました。今まで当たり前のように届いていた医薬品の供給が不安定になり、必要な医薬品が手に入らなくなったことが大きな社会問題となリました。そしてその状況は今も続いています。
現在世界は巨大な地震、大型のハリケーンや台風、大規模森林火災などを始めとした自然災害、生物化学・核兵器を使用したテロや戦争の勃発、そしてパンデミックなど様々な脅威にさらされています。特に感染症治療で汎用される抗菌薬および対処療法薬の供給不安問題は医療現場にとって死活問題と言ってもいい大きな脅威となります。
感染症治療薬で用いられる抗菌薬や対症療法薬がなぜ供給不足に陥っているのか、その原因と抜本的解決策について、ファクトに基づいた議論をしたいと考えています。
☆第41回Think-inは、いつもの通り二部構成で進行します。
第一部:ゲストによるプレゼン・問題提起(約60分)
第二部:討議 ゲストと参加者(会場・オンライン)との意見交換・質疑応答(約60分)
☆会員の方には参加のご案内と当日の参加要領をメイルでお送りしました。
皆様ぜひご参加ください。