第42回Think-in:2025年2月25日

  テーマ:「くすりの費用対効果評価と価値評価ー理想と現実のはざまー

ゲスト:五十嵐中 東京大学大学院薬学研究科医療政策・公衆衛生学 特任准教授


  「費用対効果」「価値評価」は、医薬品や医療の世界に限った話ではありません。あらゆる商品、サービスについて言える話です。五十嵐准教授のお話にもあったように、「価値」として何を位置つけるのか、それは測定可能(数値化可能)なものなのか、さらにはそれを金銭的価値で測れるものなのか。いろいろ疑問が湧きました。

 Big ticket Little ticketという言葉があります。技術革新が医療費を押し上げるのか、効率化するのか、という意味ですが、このticketが生み出す付加価値を考えることなしに、そのticketの本当の価値は評価できないと思うのは私だけでしょうか。



第41回Think-in:2025年1月21日

テーマ:「必要不可欠な医薬品の安定供給についてー感染症領域ー」

ゲスト:多賀沙代子 Meiji Seika ファルマ株式会社 広報渉外部  広報G


今回の議論の中で明らかになったように、医薬品の安定供給問題の背景にはさまざまな構造要因があり、根の深い問題です。今回は抗菌薬領域を中心に議論しましたが、後発医薬品、基礎的医薬品、長期収載品、それぞれに異なった問題背景があり、生産・流通過程の課題だけではなく、薬機法上の承認スキーム、薬価算定(改定)ルール、産業構造、原薬調達などサプライチェーン等々、今回のThink-inでは十分尽くされなかった論点が数多く存在しています。

このテーマは健康安全保障に関わる問題です。Think-inで引き続き取り上げていきたいと考えています。




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